The Burton Blog

誕生から20年: 完全リフレッシュした[ak]コレクション

チームライダーの提案により、Burtonソフトグッズの最上級コレクション、[ak]は完全リフレッシュすることになったのです。

アウターウェアを選ぶ際、あなたは何を重視しますか?私たちのリサーチによると、長持ちし、耐久性に優れ、ラフに使えるものを求めている人が大多数でした。何よりも、ライディング中にギアのことを考えたくない。必要なのは、コンディションを問わず適したパフォーマンスを提供してくれるもの。まさに[ak]のことですね。

20年にわたり、バックカントリースノーボードにおけるテクニカル&ハイパフォーマンスギアの最先端であり続ける[ak]。バックカントリーへ行くとき、ビッグラインを攻めるとき、最高のパウダーを滑るとき、ストームのなかライディングするとき、Burtonチームライダーがまずチョイスするもの、それが[ak]です。全ては、[ak]プロダクトがトータルで提供する多様性のおかげ。もちろん、日々のリゾートクルーズも例外ではありません。ベストなものを選ばない理由などあるのでしょうか? ダニー・デービスの言葉を借りれば、「タフなコンディションでも、[ak]があれば楽々乗り越えられるんだ」。

タフなコンディションでも、[ak]があれば楽々乗り越えられるんだ
– ダニー・デービス
Terje blasting an air in Japan
今にも空に手が届きそうなテリエ・ハーコンセン
Yuka hiking in Japan
ディープスノーでもドライでいられることに感謝する藤森由香

進むべき方向に迷いはありません。ただ、完全リフレッシュを実現するため、コレクション全体を俯瞰的に見る必要があったのです。まず、キミー・ファサニテリエ・ハーコンセン藤森由香、ダニー・デービスといったチームライダーから詳細なフィードバックを集めました。ユーザーから意見を聞く機会も設けました。過去20年分のワランティデータにも目を通しました。最新テクノロジーを駆使し、縫い目やジップ、素材、機能に至るまでを見直し、新たな[ak]コレクションを生み出すためには必要不可欠なリサーチです。膨大な時間を研究開発やオンスノーテストに費やし、さらなるフィードバックを募り、何度もアップデートを繰り返しました。

このような作業を重ねていくことで、さらに耐久性や動作性を高められる可能性を見出すことができ、多くの新しい機能の採用に至ったのです。つまり、すでにハイパフォーマンスな[ak]コレクションをネクストレベルへ押し上げるということ。快適性から機能性まで、雪山で必要なもの全てに関してです。結果として、雪山で一切ギアの心配をすることなく、フルにライディングに集中できるのです。

強度のアップ

耐久性を高めるうえで欠かせなかったのが、過去のワランティデータです。Burtonでは、ユーザーからの修理依頼や返品されたアウターウェアについて、その理由を突き詰めたうえでデータとして保存しています。今回の完全リフレッシュは、まずジップのアップデートからスタートしました。今季の[ak]アウターウェアのジップは、これまでに比べ強度が8倍アップしています。古典的なものではありますが、ジップをテストする装置を開発したのです。繰り返しジップを開閉し、歯の耐久性や生地のほつれ具合などをテストしました。安心してください。今シーズン、ジップで悩むことは決してありません。

Back to the drawing board.
プロダクトチームのメモ
Jeff Yeager working on the [ak] collection.
ジップの動作を確かめる[ak]プロダクトデベロッパーのジェフ・イェーガー

ボードエッジによるアウターウェアの擦り切れについては、ある傾向を発見しました。その問題を解決すべく、最も擦り切れが起こるエリアに200D (デニール)のサイドパネルを配置することにしたのです。もちろん、これまた独自に作った装置を用い、「どれだけエッジに耐えられるのか?」をテストしました。さらに、縫い目の位置についても再検証しました。その結果、縫い目の強度がアップしただけでなく、その位置も最適な場所へ移したのです。つまり、今まで以上にラフに使っても問題ないということです。

縫い目に関しては、さらなる強度アップのために2.5cmごとの密度も調整し、トリプルニードルも採用。これらのアップデートは、全てワランティデータが導き出したものであり、みなさんのフィードバックとプロダクトチームの努力の賜物なのです。

Up-close shot of Burton [ak] Upshift Jacket
スタイリッシュなプリントのGORE-TEXファブリクス
Up-close shot of Burton [ak] BK  Down Insulator
レイヤリングと組み合わせることで最大限の機能性を発揮する[ak]プロダクト
Up-close shot of Burton [ak] Swash Jacket
インサレーションを投入した人気モデル

より動きやすく

これまた数多く寄せられたフィードバックにより、動作性とフィットの向上にも着手しました。「腕を上げたとき、バインディングのストラップを締めるとき、ジャケットが邪魔になることはないか?」を自問し、必要以上に裾が上がるのを防ぐため、脇のガセット(まち)をより広範囲に設けました。同時にベントも変更し、人間工学設計にすることで開閉がよりスムーズになり、防水性もアップしました。過去にジップを破壊したライダーに感謝です。もう心配ご無用!

Rider round table meeting
ギアの向上は、ライダーラウンドテーブルから生まれます

さらに、フードのパターンにもアップデートが加えられ、今まで以上にヘルメット着用時のフィットが良くなっています。ヘルメットを着用した状態で採寸を行うことで、完全リニューアルさせているのです。また、どの方向を向いていても変わらずフィットするよう、若干ですが長さも調整しています。フード愛好家は、新しいフィットの虜になるでしょう。加えて、ジャケットやパンツの立体裁断にも変更を加えています。

新しい機能

年間を通してライダーから届くフィードバックには、バックカントリーでの1日をより良いものにするための“欲しいものリスト”的な要望も含まれています。彼らのリストとマーケットの現状やニーズを考慮し、今季の[ak]プロダクトには多くの新機能を搭載しました。1シーズンでこれだけ多くの新機能を採用したことは、かつてなかったでしょう。

まず、[ak]のアウターウェアにもLiving Lining®を搭載しました。体温に反応することでいつでも快適な環境を提供するライナーテクノロジーです。また、スマホのバッテリーを温かくキープするインサレーション入りのサーモポケットも採用。繰り返しテストすることで、氷点下の雪山でもスマホのバッテリーが長持ちさせることを実証しました。これで充電地獄から解放されるはずです。ジャケットのリストゲーターも新たな設計に変更し、雪の侵入をシャットアウトするだけでなく、動きやすさも格段に良くなっています。耐久性に優れたパワーメッシュという素材で、蒸れにくいのも大きな特長です。とても薄いので、グローブのなかでかさばることもありません。

ジャケット内側のダンプポケットもサイズアップし、バラクラバやゴーグルはもちろん、クライミングスキンや非常食など、瞬時にアクセスしたいアイテムを収納しやすくなりました。

さらに、今季は以下のようなアップデートも採用しています。

  • 一部の[ak]ジャケット&パンツにRECCO®システムを搭載
  • 全ての[ak]ジャケッットにCohaesive™システムを搭載
  • 全ての[ak]ジャケットの上腕にジップパスポケットを配置

[ak]プロダクトがハイパフォーマンスであり続けられるのは、チームライダーやユーザーからのフィードバックに耳を傾け、数え切れないほどの研究開発やオンスノーテストを繰り返しているからです。[ak]のパフォーマンスは天井知らずと言っても過言ではありません。

バックカントリーに限らず、雪山でのあらゆるシチュエーションで頼りになるギア、それが[ak]です。圧倒的なパフォーマンス、究極のプロテクション、スマートなシンプルデザインがテーマの[ak]を、ぜひ体験してみてください。


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