Built on Boards: ベン・ファーガソン& The Custom
「本当の意味でグレイトなスノーボーダーというものは、あらゆるカテゴリーでスキルを発揮できるスノーボーダーのことだ」と言う人がいます。まさに、ベン・ファーガソンのことですね。そして、彼が愛用する全地形対応型マシン、Customのことでもあります。
さかのぼること1996年、1本のボードで全てを滑るというテーマのもとに開発されたCustom。テリエ・ハーコンセンやデイブ・ダウニング、そしてBurtonのボードグル、ジョン・JG・ゲルントが力を合わせ、考えられるあらゆるシチュエーションでパワフルなライディングを可能にするボードを完成させたのです。バックカントリー、サイドカントリー、グルーマー、パイプ、ジャンプ、ジブ……、Customは瞬く間に最も信頼できるオールラウンドボードとして認知されるようになりました。誕生から20年以上が経った現在でも革新を続け、シーンで圧倒的な存在感を放っています。
ベン・ファーガソンとCustomは最高のコンビです。人はベンのことをライダーのなかのライダーと言います。地形豊かなオレゴン州マウントバチュラーで育った彼にとって、目前に広がる全てを”アイテム”として捉える習慣が身につくのは、ごく自然の流れだったのでしょう。バックカントリーからパーク、ハーフパイプまで、どこであろうが予想外の滑りを見せてくれるベン。これまでBurton US OpenやX-Gamesの表彰台に立ったことがある一方で、身の毛もよだつようなアラスカのラインにたった1人で立っていることもあります。彼の一挙手一投足を映像に残そうと、上空にはヘリコプターから身を乗り出したフィルマーが……。コンテストでもビデオパートでも、その全てはシーンで最もスタイリッシュなオールラウンドライダーとしての評価につながっています。そして、いつだって足下にはCustomがあるのです。
全てのライダーに適したCustomがあり、どれも同じハイクォリティな構造を採用しています。さらに、FSC™認証のウッドコアやバイオ原料をベースにしたスーパーサップ®樹脂を使うことで環境にも優しくなっています。CO2の排出量を削減しつつ、無意味な森林破壊を食い止めようという努力です。未来のスノーボーダーにも、いろいろなタイプのスノーボードを楽しんでもらいたいですから。
新たなコンセプトを形にするときベースとなるのがCustomであり、多くのニューモデルのインスピレーションになっています。また、革新的なテクノロジーのお披露目にもひと役買っているのです。これまでキッズ用やスプリットバージョン、超ハイパフォーマンスな原料を使ったCustom Xなどをリリースし、正確な操作性を提供するキャンバーとよりフリーダムなFlying V™で展開しています。