The Burton Blog

ニューステージ: 新たな道を行くリウ・ジアウと藤森由香

「今まではできなかったけど、違ったスノーボードライフを送ってみたいの」

もしかしたら、今とは違った道を想像していたかもしれません。でも結果としては、歩んできた道に満足しているとリウ・ジアウは言います。3度のオリンピック出場経験があり、中国人スノーボーダー初のオリンピックメダリストでもある彼女は、誰もが認めるワールドクラスのコンペティターです。世界中のコンテストを転戦するなか、終わりのないサイクルから抜け出し、新しいスノーボードライフを考え始めたのでした。

Jiayu Liu portrait
「これまでの経験を活かし、子供たちが強く、諦めず努力を続けられ、そして自分自身でいられるよう勇気づけていきたいわ」 – リウ・ジアウ

何か新しいことにトライしたいと思い始めたのが、2018年のオリンピックが終わった頃。より自由なキャリアを望むようになったジアウは、まずナショナルチームを抜け、コンテスト中心の生活から身を引きました。

「コンテストやトレーニングって、スノーボードのごく一部でしかないの。スノーボードとの接し方は無限なのよ」とはジアウ。「スノーボードとの付き合い方は人それぞれでしょ?今までとは違う角度から大好きなことに接するって、ものすごく楽しいのよね。きっと、次のステージもかけがえのない思い出になるはずよ」と付け加えてくれました。では、今後に向けて彼女はどんなプランを練っているのでしょうか?

「とにかく人生を楽しみたいわ。もちろん雪上での時間もね。撮影を通して、選択肢は無限だってことを発信したい。そして何より、もっといろんな人がスノーボードの解放感の虜になってくれるよう、そのためのキッカケを与えていきたいわ」。

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2019年のBurton US Open女子ハーフパイプ準決勝でのジアウ
「私にとってスノーボードは決して欠かせないもの。一生滑り続けるわ」

よりディープな雪を求めてナショナルチームを離れるBurtonライダーは、ジアウだけではありません。ボーダークロス、ビッグエア、スロープスタイルと、キャリアを通してコンテスト転戦の日々を送ってきた藤森由香も同じです。彼女もまた、新しい道を追い求めるため、コンテストにひと区切り付けたのです。

「長年コンテスト中心だったけど、今は撮影と旅がメイン。自分の思うがままにスノーボードしてます!」とは由香。バックカントリーでの滑りに磨きをかけるという目標はありますが、シンプルに言うと、よりハッピーなキャリアを築いていきたいようです。

「時々、コンテストやナショナルチームを恋しく思うこともあります。全てにおいてサポートしてくれましたから。でも、自分の決断には満足していますよ。今は自由に旅することができて、以前とはまったく違いますね。悪戦苦闘したり、新しい経験をしたり、そうすることで成長できるんです」と由香は続けてくれました。

2人の言葉を噛み締めてください。ときには慣れ親しんだ場所を離れ、新たな道を進むべきなのです。現状維持なんてク○食らえです。今までと違った視点で世界を見てみてください。それこそスノーボードというカルチャーに敬意を表すること。情熱に身を委ねれば、きっと正しい道を選べるはずです。

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