Culture Shifters: 包摂のあるスノーボードコミュニティを創るために
A$AP Fergと彼の仲間、そしてBurton チームがヨコノリカルチャーとアウトドアの魅力をシェアする。そんなシンプルなアイデアからスタートしたCulture Shiftersは、セレマ・マセケラとゼブ・パウエル、2人のイベントオーガナイザーの情熱のもと成長してきました。最も多様性に溢れるこのイベントは今シーズンで3年目を迎えます。最初は気の合う仲間と始まった時間も、今やミュージシャンやアーティスト、コミュニティのリーダー、そして多くの賛同者をも巻き込むムーブメントへと進化してきました。このイベントは、スキルやレベルに関係なく、全ての人が一緒にスノーボードを楽しむのです。
ただ一緒に滑って楽しむのは簡単なことですが、Culture Shiftersが実現したいのは「包摂のあるスノーボードコミュニティを創る」というテーマをリードすることです。多様性と包摂があり、人々に活力を与える、そんなスノーボードコミュニティを創り出すことがゴールなのです。
今年のイベントに参加してくれたCulture Shiftersのみなさん、そしてスノーボードを包摂のあるスポーツへと変えていこうとする努力を共有してくれた仲間たちへ、本当に感謝しています！そしてスノーボードカルチャーを新たな道へとプッシュしてくれたスポンサーであるFat Tire、Red Bull、Aspen Snowmass、UAG、Anonにも感謝したいと思います！
ゼブ・パウエル
イベントオーガナイザー&Burton チームライダー
「Culture ShiftersのアイデアはA$AP Fergと彼のクルーを滑りに行こうぜ！って誘ったことから生まれたんです。彼らの雪山でのバイブスには本当に驚かされましたね。Culture Shiftersの目標は、このポジティブなバイブスをスノーボードシーン全体に広めること。スノーボードシーンでの多様性の実現はまだ誰もやったことがないから、すごく意味のある動きだと思います。そして、そのバイブスであらゆる人々を繋ぎ、スノーボードの魅力に触れてもらいたいんです」
Culture Shiftersは「百聞は一見にしかず」です。より多くの人を山に誘うにはどうすればいいか？そして自分たちのカルチャーをどのようにしてスノーボードとミックスさせるか？まずは体験してもらうことから。それを常に考えています。
アシュリー・ラポルテ
Burtonパーパス&インパクト部門責任者
「今年は、多くの草の根団体や非営利団体を迎え入れることができ、非常に嬉しく思っています。彼らは人々の多様性を尊重し、黒人や先住民族、その他の人々がアウトドアで受け入れられ、楽しめる環境を作る取り組みをしています。そんな彼らが集まり、自分たちの取り組みやお互いを支援する方法を話し合う様子は、このイベントが実現したい未来そのものです。実際にこのイベントを通じて、ミュージシャンや著名人、業界で影響力のあるブランドの人々が彼らと出会い、今後の計画をしている光景には本当に興奮しました」
ジョージ・バートン・カーペンター
Burtonスペシャルプロジェクトコーディネーター
「このイベントはもともと実験的に始まったものでした。友達のTJミゼルから連絡があって、A$AP Fergのクルーが滑りに行きたいと言っていたんです。そこで私は何人かのプロスノーボーダーとBurtonのスタッフを招待しました。ヒップホップとスノーボードのカルチャーが混ざって生まれるバイブスは、とても新鮮でワクワクするものだったんです。その後、最初のイベントに参加していたセレマとゼブに協力を頼みました。『スノーボードシーンに変革を起こすために何ができると思う？』って。彼らはこの思いに強く賛同してくれてCulture Shiftesが立ち上がったんです。イベントを開催して今年で3年目、まだまだ成長し続けているし、ポジティブな変化を楽しんでいます。このイベントは、これからもますます拡大していくと思いますが、何より重要なのは表現することです。このイベントを通じて、自分たちに似たグループに囲まれることが、ここにいる人々にとってどれだけの意味を持つか、たくさんの声を聞きました。だからこそ、私たちがそのような空間を作り、一緒に楽しむことができると伝えていく必要があります。多様性のある人々を集めて一緒に滑ることは、スノーボードシーンにポジティブな変化をもたらしていくと思います」
ジャック・キニーネ
EDGE Outdoors, Shredディレクター
「自分にとってのスノーボードは、理想のコミュニティを創ることができるものです。山にいるとき、お互いの安全を確かめ合って、お互いをプッシュする。1人では絶対に無理だし、1人でいる必要もないんだと気づかせてくれたのがスノーボードでした。自分の進む道に光を照らしてくれる人が側にいるし、恐怖や不安を感じている時に背中を推してくれる仲間もいる。それが自分の考える理想的なコミュニティです。自分にとってCulture Shiftersは全く新しいコミュニティでした。白人のコミュニティの中で唯一の有色人種でいることに慣れてしまっていたけど、ここに参加していたのは私に似た人や異なる肌の色の人でした。普段参加している場所は白人が大多数で気づかなかったのですが、有色人種に囲まれるのはすごく新鮮で最高の気分でした！」
セレマ・マセケラ
イベントオーガナイザー&Burton取締役会メンバー
「Culture Shiftersはスノーボーダーとしての立場から視野を広げ、成長していく方法の1つです。スノーボードに興味を持ったこともなかった人に、私たちが楽しんでいる様子を見てもらいたいですね。Culture Shiftersの写真の中にいる自分を想像して、仲間に加わって欲しいんです。彼らも、きっとスノーボードの楽しさが詰まったこのお祭りに興味を持っているはずですから。何よりもまずは1回イベントに来て体験してみて欲しいんです。このイベントは私たちが経験をシェアするためのものであると同時に、通常は見ることのない山でのライフスタイルやスノーボードの魅力を伝える貴重な機会でもあるんです。結果として、人々にとって魅力的なものになり、彼らも『私も同じように楽しめるんだ』と思ってくれることを願っています」