子供にスノーボードを教えて、家族みんなで雪山ライフを楽しみましょう
偏った考え方かもしれませんが、雪山で家族と共に過ごす以上の時間はありません。
大好きなスノーボードを家族で楽しむ。究極の趣味ですね。ただ、乗り越えなくてはならないハードルがあるのも事実。ギア、天気、小さな子供を連れての移動……。「わざわざ子供に教える価値あるの?」なんてレイジーな人もいるでしょう。でもご安心を。小さな子供を持つBurton社員曰く、「その価値は十分にある」とのこと。そこで、Burton社員に家族でスノーボードを楽しむためのコツを聞いてみました。この冬、大切な人たちと楽しい時間を共有するため、ここで心構えと作戦を覚えてください。これ以上の満足感はないはずです。
正しいギア選び
ジェフ・ボリバ – ヴァイスプレジデント/ グローバルリゾート
Burtonが作ったラーニングツールのおかげで、今や自宅でもスノーボードを始められるんです。私の3人の息子たちも、初めて横乗りになったのは家の地下でした。ある程度横乗りに慣れさせておけば、いざ雪山デビューを迎えたとき、仮に天気が悪くても彼らが不機嫌になる可能性は低いんですよ。
- Kids’ Riglet Board
ぬいぐるみと遊ぶ感覚で楽しめるオモチャ的要素の強いボードです。きっと子供たちは、自らボードに乗りたがることでしょう。カーペットや裏庭ではもちろん、別売のHover Coverを装着すれば、床を傷つけることなくフローリングでも横乗り遊びができます。傾斜がないところでは、付属のRiglet Reelで引っ張ってあげましょう。もちろん、雪の上でも使えます。 - 初級者向けオススメセット(ボーイズ/ ガールズ)
裏庭や近所の丘では物足りなくなり、いざ雪山(&リフト)デビューの段階になったら、初級者向けのセットがオススメです。「いきなりリフトは……」というパパやママのために、80〜120cmには別売のRiglet Reelも装着可能。裏庭や近所の丘→リゾート周辺→リフトというのが理想的なステップかもしれませんね。 - Rider’s Duffel Bag
子供が使うギアをまとめて収納できるバッグがあると便利です。ライディング後はギアを乾かす、ちゃんとたたんでからしまうといった、日常生活で教えるようなことも、スノーボードを通して伝えれば覚えも早いですしね。もちろんパパやママにとっても、出発前の忘れ物チェックを省けるという利点があります。 - Burton Kids’ Riglet Park
不定期ではありますが、Burtonでは雪がなくてもスノーボードを体験できるKids’ Riglet Parkを開催しています。インストラクターが1対1でキッズのサポートをするので、安全に楽しくスノーボードデビューできます。
最も重要なのは楽しむことです。雪だるまを作ったり、温かいココアを飲んだり、ハイファイブしたり、とにかくキッズの好きなようにやらせてあげましょう。友達がいるとベターですね。強制しないことも忘れないでください。自然と雪山の素晴らしさとスノーボードの楽しさに気づくでしょうから。
「どんな1日だろうと、スノーボードと山=楽しい時間さ」
スノーボードと山=楽しい時間
デビット・プルーガー – シニアブランドクリエイティブディレクター
まずは室内から: 私と妻のモーリーはスノーボードが大好きなので、「(娘が)歩けるようになったら3人でスノーボードしたい!」と考えていました。ごく自然な流れですね。スノーボードの感覚に慣れさせるためには、やっぱりRiglet Boardがベストです。室内でもできますし、何より見ていて楽しいんですよ。
何より楽しむこと: 歩けるようになるとすぐに、娘はマジックカーペット(ムービングベルト)に乗りました。まず「山は楽しいところだよ」と伝えました。それからは、週末になると近くのリゾートまでドライブです。ときには、着いたと同時にロッジでココアを飲むこともありました。でも、大切なのは家族で山へ行き、楽しい時間を過ごすことです。仮に滑らなかったとしてもね。無理に滑らせようともしませんでしたし、そんな1年目でした。
モチベーションが大事: 去年、娘は3歳になりました。シーズンインから1ヶ月くらいが経ったとき、「よし1本だけ滑ろう!」から「あと1本滑りたい!」に変わったんです。モーリーは、いつもバックパックにお菓子を忍ばせているので、ちょっとしたご褒美システムが確立していたのかもしれませんけど……。今でも大半はロッジで過ごしていますが、以前よりも雪の上にいる時間が増えたのは間違いありません。要は、どれだけ充実した1日を過ごすかです。流れに身をまかせてね。先シーズンの終わりになると、ハドソンはリフトに乗っていましたよ。
少しずつであっても、進歩するのを見るのはクールですね。
子供に主導権を
リンジー・オブライエン – Chillパートナーシップ&クォリティコーディネーター
小さな子供にはカイロがマスト: 長い時間雪山で遊ぶためには欠かせないもの。
パークを通るリフトがオススメ: 「スノーボードってすごいんだよ」ってことを伝えられるし、何より子供たちも釘づけになるはず。
自分のボードは自分で持つ: 雪遊びが好きになることとは関係ないように思えるけど、こうすることで自立心を養えるんです。あとは、パパとママの苦労が減るわ。
どこを滑るかは子供次第: もし繰り返し同じランを滑ることになっても良いんです。ときに子供は凝り性ですからね。私自身もオケモで数え切れないほど同じランを滑りましたよ。
子供は子供なんです。大失敗しても、次で成功すれば良いんですよ。それが人生ですから。
固定概念を忘れて
ジェフ・キング – シニアテキスタイルプロダクションアーティスト
板は1枚で十分: 俺みたいなスノーボーダー世代が親になり、子供を持つようになると、かつて耳にした「簡単だから、まずはスキーから」という言葉を聞かなくなったよ。俺の子供たちもスキーをしたことはないしさ。2歳と6歳の息子がいるんだけど、みんなスノーボードが大好きだよ。
クリエイティブに: 子供たちとの滑り方は無限さ。上の子がスノーボードを始めたばかりの頃、たまに自分で滑り降りるのを嫌がっていたよ。そんなときは彼のボードを背負い、両足の間に乗せて滑り降りたものさ。抱っこして滑り降りることもあったね。2人共グーフィーだから、並走するみたいに滑り降りることもあったよ。子供が疲れたからってリフトで降りるんじゃなく、一緒にライディングする方法はいくらでもあるんだよ。
「大失敗しても、次で成功すれば良いんですよ。それが人生ですから」
コンディションの良い日に
マイケル・ガードジーナ – シニアブランドコンテンツマネージャー
できるだけたくさん雪山へ: マジックカーペット1本で1日が終わっても残念に思わないこと。
超寒い日やアイスバーンは避ける: 雪が降った翌日や春のベチャ雪の方が、子供の上達も早くなります。アイスバーンだと、一度の転倒でその日が終了になるのも珍しくありませんしね。
無理強いしない: 子供たちには山を好きになってもらいたいんです。楽しくたくさん滑って、子供たちが「帰りたくない」と言ったら、最高の1日を過ごせたということです。
適したギアを選ぶ: 横乗り感覚に慣れさせるのに、Riglet Board以上のものはありません。もちろん、Burtonはあらゆる年齢、レベルに合ったキッズボードを展開しているので、完璧なものを見つけられるはずです。しっかりとターンを身につけるためには、バインディングやブーツも適したサイズを選んでくださいね。特に3歳前後の子供には、適したギア選びが重要なんです。