The Burton Blog

アーカイブから学ぶBurtonの歴史: Burtonの象徴的なボードたち

ライダードリブンの革新を続け、このスポーツにおける最も伝説的なライダーたちと一緒に作り上げてきたBurtonの象徴的なボードは、時空を超越し今なおスノーボーダーたちの記憶に刻まれています。

1977年からBurtonでは数えきれないほどの象徴的なボードが産まれてきました。その中から代表的な作品に敬意を表して、私たちは "Retro Collection" として再びリリースします。これらの代表作が再び山へと返り咲くその前に、その原点を振り返り、その時代に何を表現していたのかを掘り下げてみましょう。

ここで紹介する全てのボードにはそれぞれ深い思い出があります。それはライダーとの繋がりであったり、ビデオパートやアートワークであったり様々です。私たちの目に残る記憶だけではなく、これら全てのスノーボードは当時のスノーボーディングを表現し、リリースされた時代を映し出しているのです。

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歴史を掘り下げ、Burtonの最も象徴的なスノーボードを探る旅に出かけましょう。

1987 エリート

1987シーズンにリリースされたエリートは、青と黒のストライプグラフィックが特徴的でした。このボードは、初期のシーンを駆け抜けたスノーボーダーたちの記憶に強く刻まれています。

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シーンの成長と共に、身体の小さなスノーボーダーでも使うことのできるボードが必要となりました。上達を目指す人たちのために設計されたエリートは、様々なコンディションにも対応するハイパフォーマンスボードでもあったのです
– レスリー・ベッツ(シニアストラテジープロダクトラインシニアマネージャー / ハードグッズ)
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フレックスやスタンスをビギナー向けにデザインしたスノーボードの中でも、エリートはスノーボードへの入り口を広げ、多くのスノーボーダーをレベルアップさせてくれるボードとして人気がありました。このボードは、ひたすらターンを練習していたスノーボーダーたちを雪の上でスケートボードをするかのような新しい感覚へと誘い、80年代に多くの人々を虜にしたのです。

「私はこの最高のボードのおかげで360をマスターし、初心者から卒業できました。あのときの体験が、その後のスノーボード人生の基礎となりましたね」とロブ・スプラージュ(グローバルデベロップメントの最高責任者)は語ります。


1995 ケリーエア

世界チャンピオンを4回、US Open優勝を4回、そしてマウントベーカーバンクドスラロームを3回優勝した記録を持つクレイグ・ケリー。彼がコンペティションからフリーライディングの世界へ進んだとき、Burtonは彼のシグネチャーモデルによって彼のキャリアチェンジをサポートしました。

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スノーボードシーンのレジェンドが、ビッグマウンテンをアグレッシブに攻めるためにデザインしたこのボードは、まさに異次元からやってきた1本だった。スケールのデカいビッグマウンテンフリーライディングのための細いウエスト幅は今の時代でも十分に通用するシェイプさ。柔らかくて浮力もあり扱いやすいボードは山ほどあるけど、1995シーズンにリリースされたケリーエアはスムーズなライディングと高速安定性を兼ね備えた最強のフリーライドボードだったんだ
– ダニー・デービス(チームライダー)

ボードの開発という視点でも優れた視点を持っていたクレイグは、当時の業界では誰も見えなかったラインが見えており、彼のデザインに対する考え方に誰もが耳を傾けていたのです。

流れるような美しさとアグレッシブなスタイルが共存したオールマウンテンパフォーマンス、それがクレイグのトレードマークでした。彼のシグネチャーボードはまさに彼が残してきた功績の象徴となり、後に続くスノーボーダーたちの道標となったのです。

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「不気味な木のアートワークは、暗い部分を消して明るい背景を見せることでイメージを反転させるスクラッチボードアートワークで知られるアーティスト、ダグラス・スミスの作品です」- レスリー・ベッツ

1996 ドルフィン

ウィメンズシーンに革命を巻き起こしたシャノン・ダンがBurtonチームに加入したその年、彼女が必要としたのは彼女自身と多くの女性ライダーが求める最高のパフォーマンスを引き出すボードでした。

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スミソニアン博物館では、女性スポーツ界に貢献したボードとして展示されているなど、このドルフィンがスノーボード界だけでなく、世界全体に女性の足跡を残したことを誇りに思います。当時の先端を行くものでしたが、現在でもフリースタイルスノーボードの最先端を行くボードですね
– シャノン・ダン
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ドルフィンはプロダクトチームの絶え間ない努力により開発されたBurton史上初のウィメンズプロモデルです。数えきれないほどの試作品をテストし、シャノンのアグレッシブなライディングでも十分なパフォーマンスを保ちながら、柔らかめのフレックスと乗り味に仕上げました。


2002 ミッヒ・アルビン Burtin

ミッヒ・アルビン唯一のBurtonプロモデルは、今もなお象徴的な存在です。コレクターやスノーボードカルチャー愛好家にとっては聖杯のようなアイテムなのです。2002年のミッヒ・アルビンBurtin(このスペルミスは意図的なものだと言われています)は、2000年代初めのボードに求められるすべての要素を備えていました。アグレッシブでどんな地形にも対応し、ミッヒのようにスタイルを自由に表現して、自分の限界に挑戦できるボードでした。

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Burtonの50年近い歴史を振り返ると、いくつかの象徴的なボードグラフィックが思い浮かびます。ミッヒ・アルビンのプロモデル「Burtin」に描かれたゴンズゴーストはその1つです。スケートボードシーンのレジェンド、マーク・ゴンザレスによるアート、暗闇で光るインク、そしてあの時代の懐かしい雰囲気が詰まっています。
– レスリー・ベッツ(シニアストラテジープロダクトラインシニアマネージャー / ハードグッズ)
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このボードは機能やテクノロジーだけで時代を先取りしていたわけではありません。スケートボードシーンのレジェンド、マーク・ゴンザレスによって描かれた暗闇で光るゴーストは、このボード唯一のものです。ミッヒ・アルビンBurtinのグラフィックはストリートへのリスペクトとスケートシーンからのポジティブな影響を表現したボードでした。それがこの20年間、数々のボードグラフィックにインスピレーションを与えてきたことは言うまでもありません。

ミッヒのライダーとしてのキャリアは短いものでしが、彼と彼のゴンズアートを取り入れたプロモデルは私たちのコミュニティに大きな影響を与えてくれたのです。


2011 ナグ

スノーボードのシェイプやそれに伴う浮力を試行錯誤しながら「これだ!」と言える1本が生まれるずっと前に、ナグは当時のスノーボードの常識を覆し、いきなりスノーボードシーンに登場しました。

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通常よりも8〜10cm短いレングスが推奨される小さなボディに、長い有効エッジと反発力の強いノーズ&テールが組み合わさった、ユニークなルックスを持つ完璧なボードです。

フリースタイルにフォーカスし、ルーズさとクイックさを併せ持つこのボードは、目の前の山を一瞬にして遊び場にします。「その乗り味を1度味わったら、もう病み付きになるさ」と誰もが口を揃えた理由がハッキリとわかります。

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ナグに乗ったことがないのであれば、かなり損をしていますね。超楽しくて、もう他には何もいらないんです
– レスリー・ベッツ(シニアストラテジープロダクトラインシニアマネージャー / ハードグッズ)

ライダーたちの意見に耳を傾け、常に変化し、楽しさを1番に追求する姿勢。その全ての要素がBurtonの象徴的なボードを生み出してきました。今回、一時代を築いたこの4モデルの再リリースに対して、私たちは本当にワクワクしています。


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