The Burton Blog

サステナブルな未来への道

サステナイビリティと聞いて、あなたはまず何を思い浮かべますか?おそらく「緑なもの」が思い浮かぶのではないでしょうか? 例えばリサイクルやコンポスト、森林など。もちろん、それらも大切なパズルのピースです。しかしながら、私たちの取組みはより広範囲にわたるもので、何事に対してもポジティブな影響を与えられるよう情熱を燃やしています。プロダクトの原料や従業員の待遇、大好きな冬への影響を考えた様々な行動など、これらもほんの1例に過ぎません。Burtonにとってのサステナビリティは単なる良き行いではなく、ビジネスをするうえで欠かすことのできないものなのです。

10年分の進歩

私たちが本気でサステナビリティに取組み始めたのが約10年前。キッカケは、bludesign®︎とのパートナーシップでした。1年後の2012年には、私たちの存在価値をビジネスに反映させるべく、大規模なサステナビリティプログラムを立ち上げました。さらに時は進んで2017年12月、2020年までの達成を目指すサステナビリティのゴールを発表したのです。

あらゆる方向への影響をポジティブなものに変えるため、設定したゴールは多岐にわたるものでした。プロダクトの製造からパッケージ、オフィスで使用するエネルギー、そして従業員の労働環境に至るまで、ゴールを目指すには膨大な労力を要しました(要します)。しかしながら、人々や環境、スノーボードが健全な状態を維持するためには必要なことなのです。途方もない道のりだったことは言うまでもありませんが、私たちは限界の向こう側を知っています。

ここで、ゴールの達成率をシェアします。

21SS_20sustainability_goals_post02-h3.jpg

気候アクション

  • 2017〜2022シーズンモデルのスノーボードにおいて、CO2の排出量を平均で21%削減: この勢いをより一層加速させ、その他プロダクトにおいてもCO2排出量の削減に向けて努力していきます。加えて、業界を巻き込んで新たな手法を模索します。
  • 本社から出るCO2の排出量を12%削減: ゴールである20%には届きませんでしたが、それでも大きく前進したことに変わりはありません。バーモント州バーリントンの本社では924枚のソーラーパネルを設置し、再生可能エネルギーを地元の配電網に提供しています。今後もインフラをアップグレードし、エネルギー使用量を軽減し、より意欲的な方針を打ち出し、引き続きCO2排出量の削減を進めていきます。
  • 積極的な行動: BurtonとProtect Our Wintersのパートナーシップは2013年に始まりました。以来、共に地球温暖化に対する政治的解決に向けて尽力しています。加えて、アウトドアコミュニティが声を上げられるようあと押ししています。Burtonも立ち上げメンバーとして名を連ねるOutdoor Industry Climate Action Corpsは、業界全体で温室効果ガス排出量の削減を達成するため、互いに連携し、共に行動し、説明責任を果たす企業の連合体です。現場レベルでは、2019年9月にオフィスやストアをクローズしてグローバル気候マーチに参加し、積極的な行動を呼びかけました。

エコフレンドリーなプロダクト

  • 59% blusign®︎プロダクト: Burtonのソフトグッズは責任を持って作られており、それは人々や環境へ与える影響を最小限に抑えていることを意味しています。ゴールを目指すうえで新型コロナウイルスの影響を受けてしまいましたが、それでも順調に100%達成へ向かっています。アパレルとアウターウェアは目標をクリアし、バックパックにおいても98%まで達成しています。
  • 78% PFCフリーの撥水加工: プレミアムな撥水性を提供するエコフレンドリーな選択肢であり、一般的な撥水加工がもたらす環境汚染を軽減しています。Fall 2021/Winter 2022シーズンモデルでは、バッグやヘッドウェア、アクセサリーの100%、アパレルの92%、アウターウェアの74%でPFCフリーの撥水加工を採用しています。
  • 99%サステナブルコットン: オーガニックコットンは、有害な化学薬品を使わずに生産されています。つまり、土壌汚染を防ぎながら資源の消費を抑えるということ。全てのコットン製アパレルはオーガニックコットンを使用しています。
  • 36%リサイクルポリエステル: 通常のポリエステルに比べ、リサイクルポリエステルは生産工程における資源の消費を抑え、温室効果ガスの排出量を軽減します。この3年で、リサイクルポリエステルの使用率は3%から36%にまで上がりました。
  • リサイクルもしくはリサイクル可能なパッケージ: 私たちは廃棄物を削減し、リサイクル率を上げることに尽力しています。プロダクトパッケージの80%がリサイクル素材でできており、66%がリサイクル可能です。この分野でのさらなる発展を目指し、Responsible Packaging Movementに参加することも決めました。業界内で横の連携を強化することで、プロダクトパッケージにおけるエコロジカルフットプリントを軽減するための動きです。
  • 100% RSDダウン: 農場から製品になるまでの全行程を追跡することができ、人道的な扱いを受けているダックやグースから採取されたダウンです。
21SS_20sustainability_goals_post04-h3.jpg
21SS_20sustainability_goals_post01-h2.jpg

公正労働

  • 2020年に公正労働協会(FLA)の認可を受ける: サプライチェーンにおけるBurtonの社会的責任プログラムは、安全な労働環境や倫理的待遇、公正な労働条件を確かなものにするための取組みです。
  • カンパニーカルチャー: フレキシブルな就労時間やリフト券の補助、飼い犬と一緒に働ける環境など、カンパニーカルチャーはBurtonの土台になっています。
  • 休暇: 選挙やボランティア活動へ参加するための有給休暇をはじめ、産休・育休や介護休暇などが取得しやすい環境になっています。
  • 同一賃金: 私たちは、経験や役職、成果をもとに従業員の報酬を決定しています。つまり、性別による格差はありません。
  • 2019年にBコーポレーション™の認証を受ける: より一層、企業の力を社会のために活かすことにコミットします。

これからの動きにもご注目を

全ては従業員のハードワークによる成果です。もちろん、サプライヤーや同業者、様々なNPO団体の協力なくしてはポジティブな変化をもたらすことはできません。とても感謝しています。

私たちは、これまでの進歩を誇りに思うと同時に、まだまだ先は長いことも理解しています。今回お伝えしたゴールは最終地点ではありません。サステナブルな未来への道は続きます。これからもBurtonの取組みをチェックしてください。

21SS_20sustainability_goals_post05_FooterOption-02.jpg

SHARE