山へ出かけよう!ゲイスキーウィークで見つけたコミュニティ
Burtonコミュニティは大きな家族のようなもので、誰でも歓迎しています。東海岸で最大規模のゲイスキーウィークが、私たちの裏庭であるストウマウンテンリゾートで開催されると聞いたとき、私たちはそこに行くべきだと直感しました。
36年以上にわたって開催されているWinter Rendezvousのイベントでは、多くのLGBTQ+のスノーボーダーやスキーヤーが集まりオンスノーとオフスノーで最高の1週間を過ごしています。世界中のリゾートで行われているこのようなイベントは、ウィンタースポーツコミュニティおいて非常に重要な意味を持っています。
アウトドアにおけるこのようなコミュニティのイベントは、どんなものなのか直接聞いてみました。参加者は、そこに自分の居場所があると感じられているのでしょうか?イベントは、普段の週末に山で過ごす時間とは全く別物なのでしょうか?私たちはまず、コロラド州のテルライドリゾートで開催されるテルライドゲイスキーウィークのディレクターで、このイベントの主催者であるロージー・キューザックに話を聞きました。「世界にはさまざまなタイプの人がいますが、誰もが最高の人生を送り、自分らしく生きています。それこそが全てなのです」とロージーは話します。
また、アスペンのゲイスキーウィークのPRディレクターであるジム・グッタウは、こう話します。「アスペンの高校生がイベントに参加し、カミングアウトのプロセスや自分が何者であるかを知るのにとても役立ったという話を聞いたことがあります。街がレインボーフラッグを掲げ、それを受け入れているのを見るのはクールなことで、幸いにもこのような小さな町は、とても協力的なんです。」
レインボーのフラッグがビーコンのように掲げられているので、イベントに参加している仲間を見つけるのは簡単です。
リフト仲間の一人であるタイラーは、こう言っていました。「5年前にスノーボードを始めましたが、スノーボードは本当に自由なスポーツですね。私は、アウトドアにいてユニークな方法で開放されるのが好きなんです。私と同じ情熱を持ち、ゲイである人の存在を知るのは、とても素晴らしいことですし、ゲイの人たちが、自分のありのままの姿を表現しているのを見るのはクールなことだと思います。」
同じくイベントに参加したJTは、このイベントは自分のアイデンティティの2つを結びつけてくれるのだと熱心に語っていました。
「このイベントは、私が30年間感じていた『自分は一人ではないのだ』ということを思い出させてくれるんです。この雰囲気が大好きで、本当に応援しているし、雪の上にいるのが好きです。ここに来て、他の人たちも私と同じように山を楽しむことができるのだと気づきました。」
BurtonガイドでLGBTQコミュニティのメンバーでもあるブリジットは、滑り終わってこんなことを言っていました。「リフト待ちの列にレインボーフラッグを持って立つと、明らかに目立ちますが、とても開放的で、たくさんの笑顔を見ることができました。この山のみんなは、スキーとスノーボードが大好きです。それは、自分たちとは違うと思っている人たちを結びつける共通項なんです。」
彼女は「ウィンタースポーツのコミュニティは、クィアコミュニティを積極的に受け入れてきたとは思いません。このようなイベントは、そういった人たちへの包摂という点でとても素晴らしいことです」と語ります。