マウントシャスタへの不思議なトリップ
たまには、ほどけた靴紐をそのままにしておくことも必要なんです。
それが今回のトリップのテーマ。訪れたのは北カリフォルニアの火山、マウントシャスタ。聖なる山として知られるマウントシャスタ周辺には、まるで地球を凝縮したような大自然が広がっています。旅のメンバーは、ダニー・デービス、アンナ・ガッサー、ベン・ファーガソン、ミッケル・バング、そしてBurton Girlsのタビア・ボネッティにカメラマンといったお馴染みの顔ぶれ。出発前には、「火山に雪が降った」なんて話をはじめ、エイリアンアブダクションや秘密の古代文明などの噂も耳にしました。そんな事前情報に心を躍らせつつ、キャンピングカーに荷物と好奇心を詰め込んでマウントシャスタへ向かったのです。
第一の目的は、マウントシャスタのスノーラインにたどり着くこと。もちろん、道中で遭遇するあらゆる出来事への準備もOK。クルーの嗅覚に導かれるまま未舗装の道を走らせていると、改めて周囲の大自然が放つスケール感に驚かされます。クリスタルショップやドレッドヘア、エイリアンウォッチャーで賑わうエリアを通過し、ちょうど良いスポットを発見。テントを張って、ひとまずチルモードに。
レイクシャスタでの数日間は想像以上に快適で、ついつい予定より長居してしまいそうなほど。あやうく、日焼けで体中が痛くなってしまうところでした……。もちろん、プカプカと水に浮きながらのリラックスタイムは言うことなし。しかし、クルーは次へと移動しなければならなかったのでした。
カリフォルニア州ではマリファナが合法化されています。ファームの労働者はみんなナイスで、クルーも雰囲気を楽しんでいました。ここならではの社会科見学ですね。
「マウントシャスタにはエイリアンが住んでいる」と言う人たちにも会いました。おそらくサスカッチに遭遇しただけでしょう(それすら真実味の薄い話ですが……)。大事なのは、夏の間でも山には雪が残っているということです。
今回のトリップは多くの収穫がありました。まず、想像していた通りにターンはソフト。UFOや古代文明との接触はありませんでしたが、ある意味アブダクトされたようなものですね。