チームライダーの愛用ボード1/2
お気に入りのプロスノーボーダーが乗っているボードを知りたい? さらには、選んだ理由も聞きたい? 了解しました。みなさんのリクエストにお応えして、Burtonチームライダーのライディングを支えるボードをご紹介します。
レッド・ジェラード: Men’s Custom X Camber 150
スロープスタイルでもバックカントリーでもテクニカルなトリックの数々を繰り出すレッド・ジェラードを見ていると、その日のコンディションで最高の滑りをするために、何本ものボードを用意しておく必要はないことがわかるでしょう。スロープスタイルの表彰台からバックカントリーのキッカーまで、彼のパートナーはいつだってMen’s Custom X Camberです。
「大好きなボードさ。硬めが好みなんだけど、あらゆる地形でパーフェクトなボードだよ。あまり細かなスペックにはこだわらないんだけど、Custom Xは必要なもの全てを備えているね」レッド・ジェラード
スノーボード歴1ヶ月だろうと10年だろうと、一度でもダニー・デービスの滑りを見れば、きっと彼のスタイルの虜になるはずです。X Gamesでのパイプランからバックカントリーでのフィルミングまで、異なるフィールドで活躍する彼は2本のボードを使い分けています。
「いろんなシーンで有能なボード、それがDeep Thinkerだね。リゾートでパークやグルーマーを滑るときはもちろん、パウダーだってバッチリさ。バックカントリーのジャンプセッションにも持っていくね。フッドのサマーキャンプでも使うし、最高のオールラウンドウェポンだよ。
一方の(Family Tree)Straight Chuterは、このところ特に気に入っているボードなんだ。タイトなラインでも調子良いし、ツリーランもハイスピードで攻められるし、ディープパウでの浮力だって最高さ。前足の下はワイドな設計だけど、テイパーが入っているからテール側はナローで、とにかく機敏な動きができる。スイッチライディング向きではないけど、レギュラースタンスなら言うことなしだね」ダニー・デービス
キミー・ファサニ: Women’s Story Board 152
月曜日には家族でリゾートランを楽しみ、火曜日にはアラスカのスティープラインを攻める。そんなキミー・ファサニは、ほぼWomen’s Story Boardだけでスノーボードライフを満喫しています。操作性に優れ、様々な地形に対応し、絶対的に信頼できるボード……、まさにキミーのために作られたようなもの。もちろん、彼女自身も開発に深く携わっています。もし彼女のようなオールラウンダーを目指すのなら、これで決まりですね。
「どの山へ行くのも、どの斜面を滑るのも、いつだってこれ1本で解決よ。パークジャンプやカービング、ディープなパウダー、アラスカのビッグラインだっていけるわ。反応が良くて、乗っていて楽しいボードね。どんなコンディションにも対応できるボードを探しているなら、超オススメよ」キミー・ファサニ
マリア・トムセン: Women’s Yeasayer Flying V 144
マリア・トムセンのようにストリートな滑りをしたいのなら、タフなボードが必要不可欠。だからこそ、彼女はWomen’s Yeasayer Flying Vを選びます。キンクをプレスし、どこでもオーリーするために設計されたツインボードは、どんなアイテムでもお構いなしです。
「Yeasayer Flying Vは乗っていて超楽しいし、いろんな遊びができるボードね。ソフトでいて、プレスに適したフレックスになっているわ。それでいてパウダーも滑れちゃうの。パークやストリートでは絶対に必要なボードよ。何でもできるオールラウンダーって感じ。ソフトなボードが好みで、パークでクリエイティブな滑りをしたいのなら、ぜひ乗ってもらいたいわ」マリア・トムセン
ゾーイ・サドウスキー・シノット: Blossom 149
毎シーズンのように、世界中のスロープスタイルコンテストで大活躍のゾーイ・サドウスキー・シノット。レールでのクイックな動きとジャンプでの安定性を必要とする彼女にとって、今季新たにラインナップ入りしたBlossomは理想的なボードと言えるでしょう。安定感抜群のスピン&ストンプを可能にし、操作性にも優れています。X Gamesでのビッグエアからローカルリゾートのダウンレールまで、どこでも頼れる硬めのパークボードです。
「Blossomは一番のお気に入りよ。レールトリックに必要なフレックスを備えていて、安心して大きなジャンプを飛べるだけの硬さもあるの。予想外のパウダーを当てた日だって、喜んでBlossomでスプレーを上げるわ」ゾーイ・サドウスキー・シノット
マイキー・レンツ: Men’s Custom Camber 170W
マイキー・レンツよりBurton歴が長いもの、それはMen’s Custom Camberです。長い年月をかけ、スノーボードが上手いキッズからバックカントリーマスターへと成長したマイキーは、ほぼ全てのBurtonボードに乗った経験があります。そんな彼がたどり着いたボード。もはや説明不要ですね。
「実は、Customに乗るのは初めてなんだよね。今季、ボードを変えた理由は3つある。サイズ、キャンバー、地形を問わず滑れること。ほとんどはバックカントリーで滑るんだけど、同じ170cmのボードでマウントシーモアのサイドヒットも楽しめるんだから最高だよね。しかも、セッティングを変える必要もない。ビッグボードの強さとパワーを備えながら、短めのボードと同じような遊びやすさもあるんだ」マイキー・レンツ
ケリー・クラーク: Family Tree Wave Tracer 150
コンテストシーンを去った今、ケリー・クラークは、以前より硬めのキャンバーボードと距離を置くようになったとか。つまりは、よりも楽しさを追求し、よりパウダーを求めるようになったということ。そんな彼女がBurtonのハードグッズチームと開発したボード、それがFamily Tree Wave Tracerです。リゾートライディング、特にリゾートでのパウダーライディングを考えて作られています。
「数年前に設計に携わったボード、Riseのシェイプを採用しているの。複数のサイズと共に、今シーズンはFamily Treeでのリリースになったわ。以前ほどパイプを滑らないのはわかっていたし、究極のリゾートパウダーボードを作りたかったのよ。後ろ足付近はキャンバー、一方のノーズ側がロッカーで、テイパーも入っているわ。どんなコンディションでもこのボードに乗っているの。しっかりエッジが効いて、かつターンが楽しいのよね。ツリーランやスティープな斜面での操作性も抜群だし、パウダーでの浮力も申し分ない。今のところ、他のボードは必要ないわ。それくらい最高ってこと」ケリー・クラーク